2012年7月6日金曜日

僕らのユニット名について少し。


僕らのユニット名にある"BROWN"という単語。辞書を引くまでもなく「茶色」、「褐色」という意味だ。コーヒー豆は焙煎を強くするほど生豆の黄色掛かった緑から、黒に近い茶に色を変える。そのグラデーションはとても美しいと思う。豆の色が茶色だから"BROWN"というのも正解ではあるが、それが一番の理由ではない。すっかり失念してしまったが、いつか読んだ何かの本に書いてあった言葉が、このユニット(ブランド)名の由来に大きく関わっているのである。「茶色いドアの喫茶店は、間違いなく旨いコーヒーを出す」。名前も憶えていない誰かの書いた都市伝説のようなこの言葉に妙に説得力を感じ、以来ずっと心の奥底に潜んでいて、このユニットとブランドの立ち上げに際しネーミングを考えていた時にひょっこりとまた姿を現した。パートナーにこの話しをしたら、彼女も良い名前だと賛同してくれた。いま僕たちはこの茶色いドアの向こう側をどうしようか、日々楽しみながら悩んでいる。

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