2012年7月26日木曜日

BROWN'S Cafe

まだまだ駆け出しの身であるBROWN'Sだが夢だけはある。「老舗」と言われる自分達のカフェをもつことだ。お客様に長く愛された結果が「老舗」であり、それを作るのは容易なことではない。全てのものがとてつもなく早いスピードで消費されていく現在、それに負けない何かを持たなければあっという間にその消費という大波に飲み込まれ、昨日まで築き上げて来たものが何も無かったかのように真っ新になってしまう。お店はハードとソフト、そしてそこに来てくださるお客様で作り上げられるもの。そのどれひとつが欠けても長くは続かない。そのなかでハードはどうあるべきか。つまり僕らのステージ、リアルなブランドの表現場所はどうあるべきか。先日神保町の古書店でそのヒントになる本を見つけた。普段から気にかけていることなので、書店では結構色々な書籍がむこうから僕の網に引っかかってくる。BROWN'S Cafeはこうして少しずつではあるが、僕の頭の中で建ち上がってきている。

2012年7月24日火曜日

Roots

どうしてBROWN'Sは、まずフレーバーコーヒーなのか?

1999...12年前、私はコーヒーが大嫌いでした。
苦くて濃くて時には酸味があるコーヒーというものに全く魅力を感じていませんでしたし、私にとっては華やかで優雅なパッケージに入った紅茶の方が味もスタイルも惹かれるものがありました。
12年前、何故か魔法にかけられたように突如コーヒーが好きに...
その時New Yorkにいました。
 
当時New Yorkは、マンハッタンにエスプレッソブームがくる少し前。仕事や学校へ向かう前にお馴染みのデリで1$のコーヒーを買い、カップ片手に街を闊歩するのが主流のスタイルでした。
たまたま近くに ”Port Rico Importing Co. ” という老舗のコーヒーショップがありました。誰が見てもコーヒー問屋とわかる店構えのこの店からはいつも強烈な豆の香りと茶色い麻袋が溢れ、小さな間口から毎日たくさんの人が吸い込まれていきました。いつも横目で見ながら通りすぎていたこの店に足を踏み入れた瞬間から、私のNew Life/New Worldが始まりました。
薄暗い店内で購入するこの店のコーヒービーンズの美味しさはもちろんのこと、ヘーゼルナッツ始めフレーバービーンズがとても美味しかったのです。


BROWN'Sの商品の1つであるフレーバーコーヒーは、BROWN'Sが好きな街の1つ、New Yorkからインスパイアされています。。。


2012年7月12日木曜日

Waltz of the Flowers試飲キット発送中。

Waltz of the Flowers、BROWN'S Original Blend試飲キットにご応募頂いた皆様、長らくお待たせしてしまい大変申訳ありません。BROWN'Sオリジナルブレンドの最終調整、製品化に予想以上の時間がかかり、発送が大幅に遅れてしまいました。しかし妥協する事無く試作を繰り返したことで、自信を持ってお勧め出来るBROWN'Sのオリジナルブレンドが完成しました。ただいま順次発送しておりますので、楽しみにお待ちください!

2012年7月7日土曜日

無題。


私たちと Coffee について少し。


私たちはそれぞれが別の仕事をしてきました。いわゆる社会人、会社人間として。
お互いジャンルの異なる仕事ですが、それぞれの日々の局面で度々コーヒーに助けられてきました。プレゼンで悔しい思いをした時仲間と一杯、企画が通った時仲間と喜びの一杯、なんとなく気が滅入った時一人で充電の一杯。。そして、そんな状況を常に受け入れて美味しいコーヒーを淹れてくれるカフェがいつも近くにありました。
いつしか...私はこの茶色いものの虜になりました。そしてこの茶色いものを追い求めている途中で、同じような人に出逢いました。
よく話してみると、お互いがこの先は、その茶色いものを介して人と関わっていきたいんだということが一致しました。

我々BROWN'Sは、この贅沢な思いを叶えてくれる「茶色い扉」を目標に、進み始めました。

2012年7月6日金曜日

僕らのユニット名について少し。


僕らのユニット名にある"BROWN"という単語。辞書を引くまでもなく「茶色」、「褐色」という意味だ。コーヒー豆は焙煎を強くするほど生豆の黄色掛かった緑から、黒に近い茶に色を変える。そのグラデーションはとても美しいと思う。豆の色が茶色だから"BROWN"というのも正解ではあるが、それが一番の理由ではない。すっかり失念してしまったが、いつか読んだ何かの本に書いてあった言葉が、このユニット(ブランド)名の由来に大きく関わっているのである。「茶色いドアの喫茶店は、間違いなく旨いコーヒーを出す」。名前も憶えていない誰かの書いた都市伝説のようなこの言葉に妙に説得力を感じ、以来ずっと心の奥底に潜んでいて、このユニットとブランドの立ち上げに際しネーミングを考えていた時にひょっこりとまた姿を現した。パートナーにこの話しをしたら、彼女も良い名前だと賛同してくれた。いま僕たちはこの茶色いドアの向こう側をどうしようか、日々楽しみながら悩んでいる。

2012年7月5日木曜日

はじめまして、BROWN'S Cafe & Beansです。


BROWN'Sは田中智子、荒田泰利の2人で構成する「美味しい珈琲とそれを味わう時間、空間」をプロデュースするスペシャルユニットです。これからこのブログで日々それぞれが思う事、感じた事を綴っていきます。コーヒーを飲みながらゆるりとお付き合いいただけたら嬉しいです。